木工職人・工芸家が創作に励む山里

上野村暮らしの道具 上野村木工

村長あいさつ

上野村村⻑⿊澤 ⼋郎

上野村の未来と
基幹産業としての
林業、木工業

村の未来への可能性は何か、どこにそれを、何にそれを見つけてもらえるのか、それは、うちから沸き起こる動き、内発的な発展の見える村なのか、ということであろうと考えます。
私は、上野村木工プロジェクトに、その内発的な力を感じています。

群馬県 上野村

群⾺県の最⻄南端に位置する上野村。
総⾯積の95%以上が森林で、⼈⼝1200⼈弱、65歳以上が約46%を占める⼩さな村です。
林業・⽊⼯業が主要産業の⼀つ。
⾔わば森林・⽊材は村の資源であり、村⺠の宝物です。

上野村のご紹介

“巣ごもり消費” が浸透する中、家や暮らし周りの商品に注目が集まっています。

在宅時間が長いから、身の回りの品々にも気を使いたい、より素敵・快適な毎日にバージョンアップしたい...など、年齢性別に関わらずちょっとしたトレンドになっています。

また、国産木材、手仕事、地域創生など、SDGs、サスティナブル、エシカルな世界的環境貢献にも絡む木工商品は、多くの人が注目し、購入で支えるソーシャルアクションとして拡大しています。

  1. INTERVIEW01

    いまどんな変化が
    起きているのか
    ―ひとつの時代の終わりを感じながらー

    上野村に暮らす内山氏の地域理解と経験、森の価値や上野村の木工が果たしてきた役割を踏まえながら、時代変遷とともに「価値感の二極化」「企業社会・都市社会の限界感」等が進展する中、これからの新しいコミュニティあり方について、ご提言いただきます。

    PROFILE

    内山 節うちやま たかし

    哲学者。東京大学大学院人文社会系研究所兼任講師、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授などを歴任。特定非営利活動法人森づくりフォーラム代表理事。上野村には1970年代より渓流釣りなどの縁もあり東京との往復生活をおくるようになった。現在村内の自宅に在住。経済、哲学などの著書も多数。

  2. INTERVIEW02

    上野村はエシカル消費の
    最先端!?

    森林の村・上野村。生駒さんが実際に現地を訪れて感じたこととは!?
    この度(一部)リニューアルオープンした「上野村森林科学館」にて木工プロジェクトメンバーとともに、お話を伺います。
    ※エシカル消費、未来に向けて持続可能な社会、地球を作るための「利他」「思いやり」の精神に溢れた消費のこと。

    PROFILE

    生駒 芳子いこま よしこ

    ファッション・ジャーナリスト。アート・プロデューサー。ファッション、アート、ライフスタイルを軸に、エコロジー、オーガニック、エシカルなど講演会出演、雑誌・新聞などに寄稿。経済産業省:日本ものづくり大賞選考委員/内閣府:クール・ジャパン官民連携プラットフォーム構成員/内閣府・消費者委員会委員/日本エシカル推進協議会副会長/国連WFP(世界食糧計画)顧問など数々の要職を歴任。TV出演も多数。

上野村木工
プロジェクト

森林の村の
持続的な取組み

上野村の森林から伐採された木は、樹種ごとに分けられ、ヒノキやカラマツは原木市場で競りに、スギは村の製材工場で建築用材に加工。

製端太材は、廃棄せずにチップへ加工し製紙工場へ販売。広葉樹や曲がりのある材などは、食器・おもちゃ・家具・雑貨などの木工品へ。

それ以外は村営の木質ペレット工場で加工され、村内のバイオマス発電所や一般家庭の暖房用燃料として利用されます。

また、木を伐採した跡地には、未来の森をつくる苗木を植えています。

小さな村ですが、木を無駄なく利用し、自然のサイクルにつなぐ持続的なシステムを実践しています。

上野村では、財産である森林を活かし、村の産業として育てるために「上野村木工業活性化プロジェクト」を推進しています。

村に住まう木工芸作家や組合組織とチームを組み、地域の森林を大切にしながら手作りのものづくりに取り組んでいます。

「上野村木工」は、持続的な活動から誕生したチームブランドです。

上野村木工プロジェクト

上野村木工 facebook

上野村木工作家と商品

“地元の木”を
活用することが、
健やかな森を育むことに
つながります。

山の中に住む私たちにとって、森の恵みは生活の一部であり、いつまでも受け継いでいきたい大事なものです。

同時に利根川の源流域である近隣の森を守っていかなければならないという使命も感じています。
間伐材のスギやヒノキ。何十年も前に切り倒され、じっくり乾燥された広葉樹。林業と木工業が密接な関係にあるからこそ、ここでは、村内外の様々な木を扱う技術が生まれました。

工房それぞれに得意分野があり、先輩から後輩へと技術を継承しつつ、幅広いジャンルの製品を生み出しています。

上野村木工は

村に住まう木工芸作家や組合組織とチームを組み、地域の森林を大切にしながら手作りのものづくりに取り組んでいます。
お気に入りの一品が見つかるはずです。

INTRODUCE作家紹介

  • 匠平工房宮島 靖夫

    地元東京で建具製作を学んだのち、上野村に移住して家具工房を設立しました。

  • 工房 山の木齋藤 薫

    1996年に上野村に移住してきました。 器、インテリア用品などを作っています。

  • 地域おこし協力隊逢見 祥平

    2020年に上野村に移住し、今井挽物工芸社でろくろの修行をしています。

  • 参考出品
    (バターナイフ、しゃもじ)

    地域おこし協力隊岸 美貴

    2019年に上野村に移住し、村内木工所で木工の勉強をしています。

  • 上野村森林組合

    林業部門が山から出した木を使って 木工部門で家具などを加工、販売しています。

上野村木工業務のご案内

木を楽しむモノづくりを通し
地域を賑やかに、
森を健やかに、
世界を幸せにする

近隣の森林の有効活用・再生は森を健やかに育み、地球環境の保全にもつながります。また、豊かな環境と共に地域を賑やかにすることは多様な暮らしや文化の継承につながります。

未来に向けて上野村での生活や木を扱う仕事を楽しむ其々の作者のモノづくりが、世界中のより多くの人の物・心両面の幸せに貢献できますように。

主要業務

  • 家具の製作・販売
  • テーブルウェアの製作・販売
  • おもちゃ、⼦供家具の製作・販売
  • ⾅・杵の製作・販売
  • 雑貨、ノベルティ、記念品の製作・販売
  • 建材の製造・販売
  • 国産材、地域材などの木材加⼯・販売

法人のお客様

商業施設、文化施設、宿泊施設、福祉施設、学校、児童施設等、ご希望に合わせ国産地域材を使った家具、什器、備品類の製作が可能です。
お気軽にお問い合わせください。